sterilization当院の消毒・滅菌・感染管理システム
ひだまり歯科医院の消毒・滅菌・感染管理への取り組み
あなたはこの事実をご存知でしょうか?
2014年5月18日、衝撃的なニュースが読売新聞で取り上げられました。
歯科医院全体のうち実に7割もの医院で、歯を削る機器(ハンドピース)を滅菌せずに使いまわしているという情報が全国紙で報道されました。
歯医者さんで治療を受けるときのことをイメージしていただくとお分かりになるかと思いますが、歯科医院では、患者様一人に対して、非常に多くの機器を使用します。
歯を削る機器やドリルチップ、注射針、ピンセット、ミラー、・・・非常に細かく、複雑な構造をした器具をたくさん使用して治療を行っています。
さらにその多くは、患者様のお口の中に直接触れるため、唾液や血液などが付着することも多いです。
こうしたことから、本来であれば、治療に使用する器具・機械については正しく「洗浄・消毒・滅菌」を行うことが衛生管理上不可欠です。
しかしながら、歯科医院はコンビニエンスストアよりも多い(全国におよそ70,000件)といわれ、多くの医院では衛生管理体制・院内感染対策が不十分であるということが明らかになったのです。
この事実が報道されたのは2014年。それ以降、モラルやガイドラインの改善が進められてきました。
しかしながら、その5年後に出版されたプレジデント2019年3/18号では「歯科医の5割が口に入れる器具を使いまわしている」という情報が掲載されました。
患者様の「目に見えない安心」のために
ひだまり歯科医院では、小さなお子さまからご年配の方まで安心して通院していただけるよう、充実した滅菌システムを完備し、感染管理対策に取り組んでいます。
全ての患者様に、洗浄・滅菌・消毒済みの新しい治療機器を使用し、紙コップ・エプロン等は患者様ごとに使い捨てを徹底しています。
「患者様のお口に入るものだから、安全性にこだわりたい」
私たちは、患者様に心から安心していただけるようスタッフ一同取り組んでおります。
「完全滅菌」への取り組み
高性能洗浄機を使い、確実に洗浄・消毒
国際規格(ISO15883)に準拠した、歯科専用の高性能洗浄器で歯科用器具を確実に洗浄・消毒します。
この洗浄機では高圧・高温洗浄・消毒を行うことができ、この過程でほとんどの汚れ、感染源を除去できます。加えて、滅菌処理を行うことで万全の感染対策をとっています。
あらゆる器具を完全に滅菌
当院では日本の基準より厳しいヨーロッパ水準のクラスBタイプの滅菌器を使用。徹底した衛生管理を行っております。
器具は一つひとつパッキングして滅菌処理を行います。滅菌済みのパックは、患者様の前で開封して使用します。
ハンドピース専用の滅菌システム
歯を削る機器「ハンドピース」専用の滅菌器。
ハンドピースのような内腔物は複雑な内部構造をしているため、専用の滅菌器を使用して滅菌を行っています。
口腔外バキュームの使用
口腔外バキュームとは、治療の際に生じる細かな飛沫を吸引するための吸引装置です。
歯科医院においては、口腔外バキュームが感染対策に有効であると報告されております(日本歯科医学会連合)。水・粉塵等が患者様の顔にかかったり、吸い込んだりすることを防ぎます。
ディスポーザブル(患者様ごとの使い捨て)を徹底。
使い捨て(ディスポーザブル)が可能なものは使い捨てて、患者様ごとに新品を使用しています。
患者様に直接触れる手袋・紙コップ・エプロン・マスク・オペ用ガウンなどはすべて使い捨てを徹底し、治療機器についても一部付け替えの可能なものはすべて使い捨てています。
使い捨てが不可能な器具については、上記掲載の洗浄・滅菌・消毒を行い、万全の滅菌を実施いたします。
どなたさまも安心してご来院ください。
全室個室の診療室
当院の診療室はすべて個室となっております。
患者様同士の接触を避け、人口密度の低い・広々とした空間を確保。患者様同士のプライバシーも守ります。
ひだまり歯科医院では、設計段階から全室個室とすることで、感染管理を確実に実施できる診療体制が整っております。