口の臭いを確認する方法。ニオイの原因とセルフチェックについて
監修:歯科医師 高島光洋
「口臭が気になる」と悩まれている方は多くいるのではないでしょうか?
しかし、具体的にどのような対策をしたら良いのか、そもそも本当にニオイがあるのかもわからないため歯科医院の受診まで考えない、という方がほとんどだと思います。
そこで今回は、ご自身でお口のニオイを確認する方法と歯科医院では口臭に対してどのような対処をするのかをお伝えします。
1.口臭のセルフチェックについて
1-1唾液でチェック
1-2ビニール袋やコップに息を入れてチェック
1-3口臭チェッカーを使う
2.歯科医院での口臭検査とは
2-1口臭測定器
2-2口腔水分量測定器
3.お口のことなら周南市ひだまり歯科医院へご相談ください
口臭のセルフチェックについて
口臭は自分では気づきにくいものです。会話をしている時などに「もし臭っていたら」と思うと不安になりますよね。そこでご自身で簡単に口臭のチェックをする方法をお伝えします。
まずは、この3つの方法を試してみてください。
1.唾液でチェック
ご自身のお口の中に指を入れて、歯や歯茎のあたりや舌の上を触ってみましょう。その際、必ず手を洗って清潔な状態で行ってください。
そして指についた唾液のニオイを確認してください。唾液が臭う場合は、口腔内が乾燥した状態が続いていてお口の中にニオイのもとになる「嫌気性細菌」増えていることが考えられます。
2.ビニール袋やコップに息を入れてチェック
ご自身の息をビニール袋やコップに吹き込んでください。その後一度ビニール袋やコップ密閉してから中のニオイを確認してみましょう。ニオイを感じたら口臭が発生している可能性があります。
この方法の注意点は、使用するビニール袋やコップは新しいものにしてください。古いものを使うと臭いが残っていることがあるので正確に確かめることができません。
3.口臭チェッカーを使う
口臭チェッカーという機械をご存知でしょうか?
ドラックストアや家電量販店などで売られており、息を吹きかけることでニオイを数値化してくれる機械です。
しかし、市販のものは医療機関で使用するものとは違い、計測される数値が安定しなかったりするのであくまでも目安として利用することをおすすめします。
歯科医院での口臭検査とは
では、歯科医院ではどのような口臭検査をするのかをお伝えしていきます。
1.口臭測定器
この測定器を使用することで、口臭の主な原因である硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルスルフィドなどの成分を正確に測定し原因を特定することができます。
そして、口臭の原因になっている成分を減らすための治療や歯磨きの仕方、生活習慣の指導などを行っていきます。
2.口腔水分量測定器
口の中の乾燥は口臭の大きな原因になります。そこで口腔水分量を測定することで、お口の中の乾燥度合いを精密に測定することができます。
数値を見て乾燥していると判断された場合は、唾液がうまく出ていないことも考えられるため、こまめな水分補給などの生活習慣指導、唾液腺のマッサージなどの対策を実施することになります。
お口のことなら周南市ひだまり歯科医院へご相談ください
口臭のお悩みはかなりデリケートな問題です。
口臭が気になって歯磨きをたくさんする人もいますが、歯磨きだけでは改善できないこともあります。
歯科医院では口臭の原因を突き止めることで、その原因に対して適切な処置をすることで改善をはかります。
口臭が気になっている方は、まず上記に挙げたセルフチェックをしてみてください。そして、心配がある方は歯科医院で原因を特定して適切な処置を検討してもらいましょう。