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黒い歯の原因は?変色・黒ずみが気になる方へ

歯の着色の原因を正しく知りましょう。


「他の歯に比べたら歯が黒い!」「これって虫歯かも?」と気になっているところがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、歯が黒くなる原因とその対処法をお伝えします。

変色や黒ずみが気になる方は、ぜひ一度読んでみてください。

【目次】

1.歯が黒くなる原因は?

 1-1.虫歯
 1-2.着色やヤニ
 1-3.詰め物や被せ物の劣化
 1-4.神経がない
 1-5.歯石
2.自分で取るのは危険!まずはご相談を
3.まとめ

歯が黒くなる原因は?

あなたが気になっている変色や黒ずみは、次のどれに当てはまるでしょうか?

虫歯

虫歯の初期は黄色くて、進行すると茶色から黒色へ変化していきます。

初めのうちは気づきにくいのですが、歯の溝の部分が黒く変色すると目立つようになるため気になる方も出てくるでしょう。

もし虫歯が原因なら、変色の程度に関わらず治療が必要かどうか見極めなければいけません。小さい虫歯であれば簡単な治療で済みますので、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

着色やヤニ

飲み物や嗜好品が原因で歯が着色することがあります。

コーヒーや紅茶に含まれているタンニンや、ワインのポリフェノールが原因で着色します。

また、タバコの成分であるニコチンやタールも歯の表面に付着します。可能であれば摂取する頻度を控えましょう。

これらの着色は歯科医院で除去することができますが、時間が経つと落ちにくくなってしまうため気になる方は早めの受診をおすすめします。

詰め物や被せ物の劣化

詰め物や被せ物に使用されている材質が、変色したり黒ずみを引き起こしたりすることがあります。

プラスチックは口の中の水分を吸収して変色します。これはプラスチック特有の劣化なので抑えることができません。3〜4年程度で劣化し始めるため、詰めた当初は白くても時間が経つと黄色く見えるようになってしまうのです。

また金属の詰め物や被せ物も同様です。長期間お口の中にあることで銀歯の金属イオンが溶け出し、歯や周りの歯茎も黒くなってしまいます。
一度劣化したものは、やりかえないと色を改善することはできません。もし経年劣化による変色が気になる場合は、セラミックのように劣化しにくい材質を使用されることを検討してみてはいかがでしょうか。

神経がない

神経が死んでしまったり、虫歯の治療で神経を取ったりした歯は変色します。

歯の中の神経がなくなると、歯に栄養が行き届かなくなってしまうからです。この変色は防ぐことができません。

また、神経を失ってしまうと変色だけでなく歯が欠けやすくなってしまうこともあります。そのため、神経を失った歯は被せ物で補強することが必要です。被せ物に使用する材質によっては変色も気にならないようにすることもできるでしょう。

歯石

長期間プラーク(歯垢)が、歯の表面に付着し続けると、唾液の成分と結合して石のように硬くなります。これが歯石です。歯石は付着した場所によって色が異なり、歯茎の上のものは白く、歯茎よりも下のものは黒くなります。これは出血や滲出液に含まれるミネラルがプラークに沈着することが原因です。

黒い歯石が多く付着していると、歯茎が黒ずんで見えることがあります。

また歯石を放置すると、歯茎が炎症を起こして歯周病が進行したり、口臭が気になったりすることがあります。歯周病を予防するためにも、定期的に歯科医院で歯石除去をしていきましょう。

自分で取るのは危険!まずはご相談を

見える場所に変色や黒ずみがあると「なんとかしたい!」と思いますよね。

わざわざ歯科医院で取るは面倒で自分でなんとかしようとしていませんか?

しかし、原因が何なのかをご自身で判断するのは危険です。
間違った方法で無理に取ると歯の表面に傷がついたり、歯茎を痛めたりすることもあります。程度によっては取り返しのつかないことになるかもしれません。

もし歯の色が気になったら、その原因を解明し、適切な処置を行うためにまずは歯科医院で受診するようにしましょう。

痛みや症状がなくても、歯の色で気になるところがあるのであれば、一度歯科医院でご相談してみてはいかがですか?

まとめ

色の変色には様々な原因があり、対処法も異なります。それをご自身で判断してしまうのは危険です。
症状がないからと気が引けてしまうかもしれませんが、どんな些細なことでも構いません。気になることがあればお気軽にご相談ください。


あなたのご来院をお待ちしております。


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